著者
吉野 純
出版者
岐阜大学
雑誌
若手研究(A)
巻号頁・発行日
2012-04-01

本研究は,可能最大規模の台風上陸を想定した台風災害外力を評価することを目的とする.台風予測に特化した高効率で高精度な台風災害外力モデリングシステムを新たに構築することで,温暖化の進行に伴い北西太平洋上の「強い台風」の勢力と頻度が一層増す傾向にあることが明らかとなった.また,温暖化の進行に伴い,全国的に可能最大高潮が徐々に増大するトレンド(傾き:約+0.5m/100年)にあり,一方で,年々変動によるばらつき(標準偏差:+0.7m~1.0m)も大きく,温暖化の進行の度合いに関わらず近い将来であっても悪条件が重なれば可能最大規模の高潮災害が発生する可能性があると結論づけられた.

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こんな研究ありました:台風環境場を大気海洋力学的に考慮した台風災害外力モデリングシステムの開発(吉野 純) http://t.co/8PxD1HQy
こんな研究ありました:台風環境場を大気海洋力学的に考慮した台風災害外力モデリングシステムの開発(吉野 純) http://t.co/8PxD1HQy

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