- 著者
-
上水 研一朗
町田 修一
有賀 誠司
- 出版者
- 東海大学
- 雑誌
- 基盤研究(C)
- 巻号頁・発行日
- 2013-04-01
本研究では、柔道選手の競技能力及び形態・体力と遺伝子多型の関連性を明らかにすることを目的とした。男子大学柔道選手216名の alpha Actinin 3(ACTN3)、アンジオテンシン変換酵素(ACE)、インスリン様成長因子(IGF-2)など10個の遺伝子多型について解析した。さらに対象者は形態および体力測定を半年に1回実施し、最高競技成績に基づいて競技力を決定した。その結果、ACTN3及びACE遺伝子多型と柔道の競技力の関連性は認められなかったが、IGF2遺伝子多型は競技力との関連性が認められた。またACTN3及びIGF2遺伝子多型は一部の筋力関連項目との関連性が認められた。