著者
今村 央
出版者
北海道大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2013-04-01

分子系統学的研究で示されてきたタラ目とマトウダイ目、およびアンコウ目とフグ目の近縁性を形態学的に検証した結果、これらはそれぞれ姉妹関係にあると推定された。タラ目とマトウダイ目は、さらにサケスズキ目とギンメダイ目と単系統群を形成するという分子系統仮説も支持された。この一群は、本研究では観察しなかったステューレポルス科とも近縁であることがごく最近の研究で示唆されており、これら5分類群を側棘鰭上目に位置づけることを初めて提唱した。アンコウ目とフグ目はヒシダイ科と姉妹関係にあるという分子系統仮説も支持されたが、この一群に対しては他の分類群との類縁関係が解明された後に分類群名を検討すべきと判断した。

言及状況

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今のところはカジカ亜目ハタハタ科ということになっているようです。 ワニギス亜目になっているものは情報が古いまま更新されていないということでしょう。 手元にある書籍でも確認してみました。 1999年12月に出版された「魚の分類の図鑑(東海大学出版会)」ではハタハタ科はワニギス亜目に含まれていますが、2018年3月に出版された「小学館の図鑑Z 日本魚類館」ではカジカ亜目になっています。 ...

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