著者
松本 和子
出版者
東京理科大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2013-04-01

キプリングを中心に彼とその周辺作家の小説に登場する男性性が弱体化した人物の検証を通じて、当時、時代を支配していた帝国主義の理想とは乖離した人物が描かれる事例が散見することが確認された。そして、多くの場合、そうした登場人物は作者から断罪されるどころか理解をもって描かれており、大英帝国の衰退と、帝国主義の隆盛の狭間を生きることを余儀なくされた作家の内面を探る切り口になり得る可能性が見出せた。

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こんな研究ありました:キプリングの事例にみる帝国衰退期英国小説におけるマスキュリニティの弱体化(松本 和子) http://t.co/grrx8bKe9f

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