著者
河上 麻由子
出版者
奈良女子大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2013-04-01

5~9世紀に仏教を受容したアジアの王権は、勅命による経典目録の編纂や寺院建立といった崇仏事業、あるいは君主を菩薩・転輪聖王と位置づけることで、仏教の持つ影響力を王権に内包していった。仏教に裏付けられた王権の正統性は対外的にも喧伝され、諸国の対外政策・認識には仏教の影響が認められるようになる。その結果、当該時代のアジアでは、仏教を思想的基盤とする諸国間交渉が、様々なレベルで展開したといえる。

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隋の文帝の仁寿舎利塔がベトナムで見つかったというのは、こちらで報告されているのですね。 https://t.co/1X0Q90sgp5

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