著者
狩野 充浩 市川 博之
出版者
東北大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2014-04-01

筋萎縮症モデルマウスでは、頸部の筋肉に異常が発見された。一部の喉頭に付着する筋にエオジンの濃染が認められ、筋線維の萎縮も観察された。この筋肉は輪状甲状筋であることが同定できた。また輪状甲状筋の運動終板におけるCGRPの発現は非常に強く、この筋での運動終板の変性が確認された。一方、感覚神経の分布は正常マウスの分布と同様であった。また、ALSモデルや加齢マウス及びラットの軟口蓋、咽頭及び喉頭粘膜におけるP感覚及び運動終板の分布は正常動物と大きな変化は認められなかった。本研で観察された筋線維の萎縮や運動終板の変性の原因の同定は不十分であり、今後は、さらなる検討が必要とされる。

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こんな研究ありました:系統別障害モデルを用いた感覚刺激による嚥下障害改善法の体系的評価(狩野 充浩) http://t.co/NGEECz1ENF

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