著者
大川 玲子
出版者
明治学院大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2014-04-01

この研究は、カンボジアの少数民族であるチャム人ムスリム(イスラーム教徒)が、2011年に初めて聖典クルアーンをクメール語(カンボジア語)とチャム語に翻訳したことに着目し、クルアーン訳が成立した経緯やその理解(解釈)に焦点をあて、調査研究を行った。その成果として、クルアーン翻訳事業が二つの異なる集団によってなされたこと、カンボジア以外のムスリム国の援助を受けていること、人々による理解はクルアーンの呪術的使用や学校教育の場と通して行われていることが明らかになった。

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