- 著者
-
井上 櫻子
- 出版者
- 慶應義塾大学
- 雑誌
- 基盤研究(C)
- 巻号頁・発行日
- 2014-04-01
18世紀後半のフランスで発達した描写詩は、自然の事物のさまざまな姿と自然の中に生きる人間の多様な情緒的経験を歌うものである。本研究は、描写詩における自然描写の変容に博物学的著作がどのように影響を与えているか明らかにした。さらに、描写詩、とりわけサン=ランベールの人間論とルソーやディドロの著作、さらには『百科全書』との関連性についても検討した。そして、長い間等閑視されてきた描写詩というジャンルを再評価する必要性を強調した。