著者
御厨 正博 半田 真 崎山 博史 LUNEAU Dominique GILLON Beatrice
出版者
関西学院大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2014-04-01

有機キレート配位子を金属塩と反応させて第一及び第二遷移系列元素の新規単核、二核、少数核及び多核金属錯体を合成し、X線結晶解析により構造を明らかにした。磁化率の温度依存性を調べ、磁気的相互作用や磁気異方性の様子を観察した。単核および二核コバルトの系では偏極中性子回折より磁気異方性の効果が観測された。二核ニッケル錯体では強磁性的相互作用を示すものを観察した。鉄錯体では高スピン型および中間スピン型を観測した。金属―金属結合を持つ二核を集積したルテニウムを含む系では80 Kでフェリ磁性体になるものが見出された。ロジウム、モリブデンの一次元集積錯体の窒素ガス吸着特性を調べ結晶構造との関連性を調べた。

言及状況

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こんな研究ありました:中間スピン状態の磁気特性に着目した分子磁性化合物の合成開発(御厨 正博) http://t.co/5ewMWX2rMi

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