著者
奥村 利勝 粂井 志麻 高草木 薫 野津 司
出版者
旭川医科大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2014-04-01

過敏性腸症候群(IBS)の主要病態である内臓知覚過敏の中枢メカニズムを解明することを目的にした。内臓知覚はラットの直腸にバルーンを装着し伸展させることで内臓痛を生じさせる実験系で検出した。オレキシンの脳室内投与は内臓知覚鈍麻を誘導すること。モルヒネ、levodopaやグレリンによる内臓知覚鈍麻はこのオレキシンによる内臓知覚鈍麻作用を利用していること。オレキシンによる内臓知覚鈍麻作用は脳内ドパミン、アデノシン、カンナビノイド シグナルを介していることが明らかにできた。これらの結果からオレキシン シグナルの低下はドパミンなどを介して内臓知覚過敏を誘導し過敏性腸症候群の病態形成に深く関与すると考えた

言及状況

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オレキシン療法いけそう。 だとすると、確かマグネシウム有効だったかな。 KAKEN — 研究課題をさがす | 脳内オレキシンシグナル低下はIBSの病態を引き起こす (KAKENHI-PROJECT-26460955) https://t.co/RKvhfQ4Kh2

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