著者
寺井 洋平
出版者
総合研究大学院大学
雑誌
新学術領域研究(研究領域提案型)
巻号頁・発行日
2019-04-01

代表的な日本犬種である紀州犬、秋田犬、柴犬、保存状態のよい二ホンオオカミ(3個体)それぞれ3個体ずつ、およびニホンオオカミのタイプ標本とヤマイヌの標本(各1個体)からゲノムDNA配列を決定する。その情報からニホンオオカミ固有の塩基置換を抽出し、日本犬ゲノムにそれら固有の塩基置換が含まれる領域を明らかにする。次いでニホンオオカミ特有の形態に関わる遺伝子とゲノム領域を抽出する。さらに日本犬ゲノム中のニホンオオカミ由来領域と、ニホンオオカミの島嶼適応に関わった可能性のある領域との重なりを抽出する。これにより島嶼適応したニホンオオカミの遺伝情報が日本犬の成立に寄与したことを明らかにする。

言及状況

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#ダーウィンが来た 次回「ニホンオオカミ」に久しぶりに「狼 日本犬 交雑」でググったら。 「ニホンオオカミと日本犬は過去に交雑を起こして来たことが明らかになっている」 一昨年に明らかになっていた。 https://t.co/LDs1JOmeFJ
ニホンオオカミの謎の究明は前進している。。。ライデンのタイプ標本が実はヤマイヌ=ニホンオオカミとイエイヌの交雑種であったというのは衝撃。。。にしても研究費獲得(2年で1千万)の為の大義名分はヤポネシア人(≒日本人)の起源と成立の研究なのねん。。。 https://t.co/NjzDT3e3KV

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