- 著者
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深田 陽子
山口 泰
- 出版者
- 図学研究
- 雑誌
- 図学研究 (ISSN:03875512)
- 巻号頁・発行日
- vol.42, no.2, pp.9-14, 2008
本研究では, 顔画像を解析することによって, 顔の見た目年齢を推定するとともに, その見た目年齢を保存しつつ魅力度を高める顔画像の操作法の実現をはかる.顔の見た目の年齢推定には, 各年代を代表する典型的な顔をサポートベクターマシンによって学習させ, 年齢判別ベクトルを求めた.この年齢判別ベクトルに各顔の特徴ベクトルを投影し, 年齢推定の判断基準として用いた.顔の魅力操作にあたっては, 性別や年代といった要素とは独立して, 魅力的/非魅力的と感じさせる要素があるものと仮定し, 年代ごとの魅力顔について調査した.以上を踏まえた上で, 入力画像に対して見た目の年齢を保ったまま顔の魅力を増減するために, 入力画像の年代を推定し, その年代における魅力顔に近づける操作法を示す.