著者
高瀬 正仁
出版者
日本数学会
雑誌
数学通信 (ISSN:13421387)
巻号頁・発行日
vol.18, no.1, pp.5-24, 2013-05
著者
西森 敏之
出版者
日本数学会
雑誌
数学通信 (ISSN:13421387)
巻号頁・発行日
vol.11, no.1, pp.15-27, 2006-05
著者
深谷 賢治
出版者
日本数学会
雑誌
数学 (ISSN:0039470X)
巻号頁・発行日
vol.43, no.1, pp.p58-66, 1991-01
著者
寺尾 宏明 吉永 正彦
出版者
日本数学会
雑誌
数学 (ISSN:0039470X)
巻号頁・発行日
vol.66, no.2, pp.157-179, 2014
著者
牛瀧 文宏
出版者
日本数学会
雑誌
数学通信 (ISSN:13421387)
巻号頁・発行日
vol.21, no.1, pp.106-109, 2016-05
著者
Isozaki Hiroshi
出版者
日本数学会
雑誌
數學 (ISSN:0039470X)
巻号頁・発行日
vol.59, no.2, pp.113-130, 2007-04

量子力学における3体問題と境界値逆問題に関する最近の話題について解説する. 3体問題の連続スペクトルに対応する固有函数展開定理と, 双曲幾何学の境界値逆問題への応用が主題である.
著者
夏目利一 森吉仁志著
出版者
日本数学会
巻号頁・発行日
2001
著者
伊吹山 知義 齋藤 裕
出版者
日本数学会
雑誌
数学 (ISSN:0039470X)
巻号頁・発行日
vol.50, no.1, pp.1-11, 1998-01
著者
津田 一郎
出版者
日本数学会
雑誌
数学 (ISSN:0039470X)
巻号頁・発行日
vol.58, no.2, pp.133-150, 2006

筆者は20年以上前に「脳の解釈学」を提案した。「解釈学」というのはさまざまな意味合いを持って議論されることがあるが、その基本は自然現象の認識とその認識を行なう人間の存在の関係にあるのだと理解している。「脳の解釈学」を平たく言えば、「脳の本質的な機能のひとつは外界の解釈である。ここで解釈することを外部刺激に直接反応することではなく、外部刺激に関する内部イメージに反応しそれに意味をつける過程であるとする。この解釈過程がわれわれが心と呼んでいるものに対応する。このような脳の機能を理解する方法自体がまた解釈学的である。」という考えである。筆者たちは研究を進めるために次のような作業仮説を導入した。作業仮説:[脳神経系が示すダイナミックスの数学的な構造が脳の解釈言語になり得て、そのもっとも高度に発達したものがわれわれが使用している自然言語である。]脳の解釈学的研究においては、数学的に表現されるダイナミックスの存在をまず仮定して、それを実現する脳神経系のあり得べき構造を決定し、その後にそれが示すダイナミックスの多様性から心の諸相を解釈していくという方法をとる。Gelfandの唱える精神医療における"adequate language"としての数学諸言語は筆者の唱える解釈言語の一つの形である。本稿では、脳のある特定の動的な現象に着目して、数理的な記述が単に脳という物理的対象が示す現象理解のために重要であるだけでなく、脳の解釈言語、すなわち心の可能な表現であることを主張したい。脳や心の研究は我々自身の研究であるから簡単に対象化できる保証がない。いわば、研究対象の内側にいてその対象を記述することになる。得られる情報は記述の仕方に依存するかもしれない。こういう状況で、対象の外に出て客観的な記述を行なうことが可能だろうか。これはEndophysicsの主題であるが、このような状況での科学的な記述は内と外の間のインターフェイスを発見し、その座標系における記述を試みることである。本稿で扱う事柄はほんの一部に過ぎないし、数理モデルも不十分であるが、数理的な記述はやがて真の心の記述を与えてくれると信じている。