著者
山口 秀輝 齋藤 裕
出版者
特定非営利活動法人 日本バイオインフォマティクス学会
雑誌
JSBi Bioinformatics Review (ISSN:24357022)
巻号頁・発行日
vol.4, no.1, pp.52-67, 2023 (Released:2023-06-03)
参考文献数
156

ここ数年、深層学習に基づく生物配列の解析技術が台頭してきている。本稿は、その中でも特に急速に発達しているタンパク質の言語モデル(protein language models: pLMs)に関する総説である。アカデミアはもとより巨大IT企業も研究参画するこの技術は、基盤となるモデル開発がすでに一段落し、多様な生物学的・工学的タスクに対する応用結果が続々と報告されるフェーズに入っている。本稿では、最近のpLMsで中心的に用いられるTransformerの内部機構や学習方法、pLMsが獲得した生物学的情報の解析といった基本的な事項の解説から始め、配列解析、タンパク質機能予測・機能改変、立体構造予測、そして大規模言語モデルによる機能性タンパク質配列生成まで、実験的検証事例を交え幅広いテーマを紹介する。最後に、今後のpLMs研究が迎えうる展開について、萌芽的結果を踏まえつつ考察したい。
著者
森下 竜一 隅藏 康一 齋藤 裕美
出版者
研究・イノベーション学会
雑誌
研究 技術 計画 (ISSN:09147020)
巻号頁・発行日
vol.30, no.1, pp.68-73, 2015-08-31 (Released:2017-10-19)

The environment of business development on regenerative medicine in Japan was drastically changed by the Pharmaceuticals and Medical Devices, etc. Act and the Regenerative Medicine Act that were enforced on November 25th, 2014. In parallel, the situation surrounding health and medical innovation in Japan is also changing. In this article we interviewed Professor Ryuichi Morishita, a member of the Council for Regulatory Reform, to discuss the trend of medical regulatory reform in Japan.
著者
清田 陽司 椎橋 怜史 二宮 健 横山 貴央 塙 拓朗 衛藤 剛史 横山 明子 菊地 慧 小林 武蔵 亀田 朱音 瀧川 和樹 齋藤 裕介 花多山 和志
出版者
人工知能学会
雑誌
2019年度 人工知能学会全国大会(第33回)
巻号頁・発行日
2019-04-08

本発表では、人工知能(AI)技術によって不動産分野のユーザーエクスペリエンス(UX)を革新する試みについて述べる.(1) 不動産物件写真にディープラーニングを適用することにより,物件写真への自動アノテーションの実装と、「街頭にスマートフォンのカメラをかざすだけで物件を検索する」という新しいUX創出を実現した.(2) 適正な価格の推定が難しいという不動産売買取引におけるUXの問題に対して、機械学習による参考価格算出アルゴリズムにより、日本全国のマンションの参考価格を地図上に提示するサービスを開発した.
著者
仲須 千春 山田 眞一郎 寺奥 大貴 齋藤 裕 池本 哲也 森根 裕二 島田 光生
出版者
一般社団法人 日本肝臓学会
雑誌
肝臓 (ISSN:04514203)
巻号頁・発行日
vol.64, no.10, pp.504-509, 2023-10-01 (Released:2023-10-12)
参考文献数
18

患者は50代女性.検診の腹部超音波検査で肝S3に16×14 mm大の腫瘤を指摘され精査加療目的に当科紹介となった.既往歴・生肉食歴なし.術前の血液検査で異常なく,末梢好酸球も正常.造影CTの動脈・門脈相では辺縁に造影効果を認めるが,平衡相では造影されず,MRI T1強調像で低信号,T2強調像で低~等信号,拡散強調像でやや高信号であった.PET-CTで肝臓への集積は認めなった.悪性腫瘍の可能性を完全に否定できず,腹腔鏡下肝部分切除を施行した.病理組織学的には腫瘤全体に凝固壊死像が見られ,辺縁に線維増生を伴い,組織球が柵状に配列したpalisading granulomaであった.原因特定のために複数の染色を行ったが,病原体は同定できなかった.palisading granulomaは術前診断が困難であり,診断的治療として腹腔鏡下肝切除術は有用であると考えられた.
著者
齋藤 裕史 門磨 義則 今井 庸二
出版者
日本歯科理工学会
雑誌
日本歯科理工学会学術講演会要旨集 平成14年度春期第39回日本歯科理工学会学術講演会
巻号頁・発行日
pp.121, 2002 (Released:2003-07-18)

従来の歯科用アクリルレジンでは, ベースモノマーとしてメチルメタクリレート(MMA), ポリマーとしてポリMMA(PMMA)やMMA/エチルメタクリレート(EMA)共重合体がおもに使われてきている. EMAはポリマー成分に利用されることはあっても, モノマーとしての利用はほとんど検討されてこなかった. そこで演者らは、過酸化ベンゾイル(BPO)/アミン重合開始剤を用いてPMMA/EMAの重合について検討し, それについては前学会で報告した1). その結果, 重合時のピーク温度がPMMA/MMAにくらべて大幅に低下する特徴が認められたが, PMMAの分子量が大きくなると重合物が不均質になりやすかった. そこで本研究では, 重合物を均質化するため、EMAにMMAを添加してPMMAと混合物の重合を行ない, 重合時のピーク温度, ピーク時間および得られた重合物の性質がどのように変化するかを検討した. 以上の結果より, EMAとMMAの混合モノマーとPMMA粉末の混合物の重合では, EMA比率が増加するほど, ピーク温度は低く, ピーク時間は長くなり, 分子量は増加することおよびMMAはやや重合しにくくなることがわかった.
著者
齋藤 裕 居村 暁 宮崎 克己 山田 眞一郎 池本 哲也 森根 裕二 島田 光生
出版者
一般社団法人 日本移植学会
雑誌
移植 (ISSN:05787947)
巻号頁・発行日
vol.55, pp.207_1, 2020

<p>【背景】医療系学生の移植医療に対する理解促進、意思表示率向上のための啓発活動の有用性について検討する。 【対象と方法】2010年~2019年の期間に、Donor Action(命の授業)を徳島大学の医療系学生 (医学科、看護学科、薬学科、栄養学科)を対象に実施した。授業の前後にアンケートを実施し、アンケート調査からみえる医療系学生の現状を解析した。【結果】2019年参加人数は4学科の272名に達した。約半数の生徒が中高で『いのち・死』についての授業を受けている状況であったが、講義前の時点で、移植医療に関する知識として「脳死と植物状態との違い」「日本のドネーションの世界との比較」などは約10%未満の生徒で無知であった。臓器提供意思表示率は、10-15%前後を推移しており、Donor Action後では、ほぼ100%の学生が意思表示すると回答した。Donor Action後、一部の医学生たちは、大学祭で意思表示の重要さを訴えたり、母校の高校に移植レシピエントを招いて講義をしたりと、学生から自ら呼びかけるDonor Actionへと変わりつつある。最近では、高校生がボランティア活動の一環で移植啓発運動することも試みている(高校生ボランティアアワード; 主催 さだまさし)。【結語】医療系学生の移植医療に対する知識理解は乏しく、継続的なDonor Actionが必要である。</p>
著者
岡田 浩司 薄井 健介 大内 竜介 金野 太亮 鈴木 裕之 西川 陽介 紫桃 裕造 布施 克浩 齋藤 裕子 星野 淳 渡辺 善照
出版者
一般社団法人日本医療薬学会
雑誌
医療薬学 (ISSN:1346342X)
巻号頁・発行日
vol.46, no.12, pp.739-746, 2020-12-10 (Released:2021-12-10)
参考文献数
10
被引用文献数
1 1

The COVID-19 pandemic has significantly affected every aspect of social life. Even in the education field, flexible measures were required beyond conventional wisdom. We provided remote practical hospital pharmacy training (remote training) using online systems such as Zoom and Moodle. We conducted a questionnaire survey with 38 subjects and 34 respondents, who were students that underwent remote training. The students self-evaluated their achievement level regarding specific behavioral objectives (SBOs), from the 2013 revised edition of pharmaceutical clinical practice related to hospital pharmacy practical training, in four stages. In addition, we analyzed the words used in the free comments using a text mining method for their characteristics. The SBO classifications exceeding the overall average were “clinical attitude”, "acknowledgement of patient information”, “prescription and question inquiry”, and so forth. The SBO classifications falling below the overall average were “team medical care at medical institutions”, “preparation of drugs based on prescription”, “safety management”, and so forth. The analysis of the positive aspects of remote training suggest that it was useful in sharing information about Subjective, Objective, Assessment, Plan (SOAP) records in case analysis, and evaluating the effects and side effects of drug treatment. Conversely, the analysis of the required improvements in remote training showed concerns regarding the considerable amount of homework and issues within the communication environment. We consider that remote training has a certain educational effect and can be expected to complement clinical training.
著者
萩原 早保 岩瀬 吉法 齋藤 裕子 中島 隆文 半田 真大 山田 浩希 中 徹
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement
巻号頁・発行日
vol.2009, pp.H4P3263, 2010

【目的】<BR> 重症心身障害児(者)の安全で合理的な呼吸援助は重要な課題である.その方法論の確立のためには,正常な胸郭の呼吸運動の実態把握が必要となる.今回,呼吸運動の実態を肋骨と横隔膜の動きの側面から明らかにすることを目的として,様々な姿勢における肋骨と横隔膜の動きについて,超音波診断装置を用いて調べたので,その結果を報告する.<BR><BR>【方法】<BR> 被験者は健常成人男性10人(身長170.0±5.41cm,体重62.1±5.38kg,年齢21.0±0.30歳)とした.仰臥位,座位,左下側臥位,右下側臥位,伏臥位の各姿勢にて,それぞれ安静および努力性呼吸を行い,肋骨と横隔膜の動きを同時に二台の超音波診断装置にて測定した.肋骨は右第2,3,7,8肋骨それぞれについて胸郭前部・側部・後部を,横隔膜は左右横隔膜について測定した.肋骨はリニアプローブにて胸郭上から,横隔膜はコンベックスプローブにて肋骨弓下から走査し,各々数回の呼吸の後に,吸気開始から5秒間測定した.<BR><BR>【説明と同意】<BR> 被験者には,測定の意義・内容について十分な説明を行い,同意を得た上で測定した.<BR><BR>【結果】<BR> 肋骨の動きは,胸郭前部では全ての姿勢において第2肋骨よりも第3肋骨の移動距離が長いが,胸郭側部では殆どの姿勢において第3肋骨よりも第2肋骨の移動距離が長い(努力性呼吸).胸郭側部の全姿勢および胸郭前部の殆どの姿勢において第8肋骨よりも第7肋骨の移動距離が長いが,胸郭後部では殆どの姿勢で第7肋骨より第8の移動距離が長い(努力性呼吸). 第7,8肋骨とも胸郭前面での移動距離は両側臥位が最も長く,仰臥位で最も短かった(努力性呼吸).第7肋骨の胸郭側面での肋骨移動距離は伏臥位・左下側臥位で長く,仰臥位で最も短い(努力性呼吸).安静呼吸では,第7肋骨の胸郭側部でのみ姿勢によって差があり,座位が最も長かった.<BR> 横隔膜の位置と動きは,両側臥位では横隔膜の収縮時・弛緩時の位置に左右差があり,下側の横隔膜が頭側に,上側の横隔膜が尾側に位置していた(安静・努力性呼吸とも).また,横隔膜の移動距離でみると,両側臥位においては上側に比べて下側の方が長かった(安静・努力性呼吸とも). しかし,仰臥位と座位では,横隔膜の収縮時・弛緩時の位置,移動距離ともに明確な左右差はなかった(安静・努力性呼吸とも).また,横隔膜の移動距離は仰臥位と側臥位において仰臥位と側臥位で良好であった(努力性呼吸).<BR>肋骨と横隔膜の移動距離の相関は,左下側臥位に多く見られ,右第2・3肋骨の胸郭後部および右第7・8肋骨の胸郭側部と右横隔膜の移動距離に正の相関がみられた(努力性呼吸).<BR><BR>【考察】<BR> 仰臥位における努力性呼吸での横隔膜の移動距離は50.5±14.9mmであり,Kantarciらの結果(2004)とほぼ一致している.測定方法の級内相関では,肋骨・横隔膜とも0.9レベルであり,今回の測定結果には妥当性と再現性があることを示している.<BR> 肋骨の動きの部位による差は,肋骨が背側部で関節を形成する弓状の形態であること,頭側では胸郭前部に鎖骨が位置し,尾側では胸郭前部・側部に腹筋群が位置していることによるものであると考えられる.姿勢による差は,接地面の変化により籠状の胸郭が代償的に応答して動くことによるものであると考えられる.<BR> 横隔膜の動きの姿勢による変化については,腹腔臓器,とりわけ横隔膜の右下に位置する肝臓の影響が考えられること,接地面の変化によって腹腔が代償的に応答して動くことによるものであると考えられる.<BR><BR>【理学療法学研究としての意義】<BR> 本測定結果は,「姿勢によって肋骨と横隔膜の動きは異なる様相を示す」ということを示唆したが,それらの臨床的意義は以下のようである.1.肋骨については,胸郭前部と胸郭側部では,呼吸援助の際の徒手操作の方向性に変化を与える必要がある.2.肋骨の動きは側臥位と伏臥位が比較的良好で,座位と仰臥位は前者と比べると動きは少ない.3.横隔膜については,横隔膜移動距離が良好な姿勢は両側臥位もしくは仰臥位であり,座位は前者と比べると少ない.4.肋骨と横隔膜の運動性を考慮すると,側臥位は呼吸にとってベターな姿勢である.5.左下側臥位では,右肋骨の動きから右横隔膜の動きが,腹部の動きから右肋骨の動きが推定出来る.これらは重症心身障害児(者)をはじめとする各種呼吸器疾患患者に対する,より安全で合理的な呼吸援助方法の実施にとって意義があると考える.
著者
原周 一郎 別宮 若菜 松川 淳 佐々木 恵子 益子 尚子 関川 佳奈 佐藤 美和 齋藤 裕 浅田 弘法
出版者
日本産科婦人科内視鏡学会
雑誌
日本産科婦人科内視鏡学会雑誌 (ISSN:18849938)
巻号頁・発行日
vol.35, no.1, pp.103-107, 2019

<p><b>Introduction:</b> Myomas are a common disorder in women of reproductive age, affecting 20%–50% of the population. The relationship between myomas and infertility is still unclear, and the effect of myomectomy on reproductive outcomes is uncertain. We retrospectively investigated patients with infertility who had laparoscopic myomectomy (LM) in our hospital and discussed the impact of LM on reproductive outcomes.</p><p><b>Methods:</b> A total of 54 patients with infertility who underwent LM in our hospital between January 2015 and September 2016 were analyzed. All patients received both preoperative and postoperative treatments for infertility, such as timed intercourse, intrauterine insemination (IUI), and assisted reproductive technology (ART).</p><p><b>Results:</b> Mean age was 37.0 (29–44, median 39) years. Of 54 patients, 34 (63.0%) conceived after LM (timed intercourse = 10, IUI = 1, and ART = 23). Mean duration between the operation and pregnancy was 9.2 (4–24, median 8.5) months. Uterine cavity distortion did not have an influence on reproductive outcomes. All pregnant women delivered by cesarean section. No uterine rupture was observed.</p><p><b>Conclusion:</b> LM may be offered to patients who do not become pregnant after infertility treatment.</p><p></p>
著者
長塚 正晃 齋藤 裕 白土 なほ子 藤原 紹生 小塚 和人 奥山 大輔 千葉 博 矢内原 巧
出版者
日本産科婦人科学会
雑誌
日本産科婦人科學會雜誌 (ISSN:03009165)
巻号頁・発行日
vol.51, no.9, pp.777-783, 1999-09-01
参考文献数
23
被引用文献数
4

目的 : Insulin-like growth factor-I (IGF-I)は思春期の身体発育に密接に関与し, 性ステロイドホルモンと強い関連を示すことが知られている. なかでも強い生理活性を有するこれらの遊離型血中濃度の推移が初経発来と身体発育のkeyとなっている可能性がある. そこで今回, 初経発来周辺期で連続追跡し得た思春期女子の身体発育と血中遊離型(f)-IGF-Iと性ステロイドホルモンの推移を, 初経発来を中心に検討した. 方法 : 9歳から12歳の健康な女子20名を対象に4年間連続追跡した. アンケート調査により, 対象の初経発来時期, 1年間の身長増加量(身長増加速度)を求めた. また血中f-IGF-IはSep-PakC_<18>カラムを用いて酸エタノール法により抽出後RIA法により測定した. 血中free testosterone, estradiol値はRIA法で, sex hormone binding globulin (SHBG)をIRMA法で測定した. 成績 : 1)身長増加速度は初経発来前3年(5.6±1.0cm/year, mean±S.D.)から初経発来前1年(7.3±1.6)まで有意(p<0.05)に増加し, 初経発来後2年(3.1±1.3)まで有意に減少した(p<0.01). 2)血中f-IGF-I値は初経発来前3年(3.9±2.0ng/ml)から初経発来前1年(8.1±2.6)と有意(p<0.05)に増加し, 身長増加速度と同様初経発来後2年(3.9±1.5)まで有意(p<0.05)に減少した. 血中free testosterone値は初経発来前3年から初経発来後2年まで有意に増加する一方, 血中SHBG値は初経発来前3年(75.0±13.2nmol/lから初経発来前1年(39.7±14.5)まで有意(p<0.01)に減少した. 3)身長増加速度は血中f-IGF-I値と有意な正の相関(p<0.01)を認める一方, 血中free testosterone値とは初経発来前の身長増加速度にのみに有意な正の相関(p<0.05)を認めた. 結論 : 初経発来周辺時期の身長増加に血中f-IGF-I値が強く関与していることが示された. また初経発来前の身長増加にはtestosteroneの生理活性の増加が密接に関与することが初めて示された.
著者
齋藤 裕
出版者
特定非営利活動法人 日本バイオインフォマティクス学会
雑誌
JSBi Bioinformatics Review (ISSN:24357022)
巻号頁・発行日
vol.1, no.1, pp.12-17, 2020-09-30 (Released:2020-10-05)
参考文献数
14

タンパク質、RNA、DNAは、いずれも配列構造をもつ分子であり、配列を変異させることでその機能を改変できる。生体分子の機能改良は配列空間の探索問題であり、機械学習などの情報科学的手法が威力を発揮する。抗体の結合親和性、酵素の反応活性、mRNAの翻訳効率、プロモーターDNAの転写活性など、様々な生体分子の機能改良において、機械学習の有効性が示されてきた。本稿では、機械学習による生体分子の機能改良について、筆者の研究やその他の研究事例を紹介する。