著者
浜中 新吾 ハマナカ シンゴ
出版者
立命館大学国際地域研究所
雑誌
立命館国際地域研究 (ISSN:09172971)
巻号頁・発行日
no.19, pp.165-186, 2002-02

はじめに 本論文は1990年代の有権者の投票行動を分析し、国民世論と政党支持の変遷を通してイスラエル政党システムの変容にアプローチし、政党システム変容と中東和平プロセスへの関連を洞察しようとするものである。この際、選挙制度改革が政党システムに与えた影響に留意し、イスラエル現代政治における問題関心だけでなく、選挙制度の制約と有権者の行動、そして政党システムの変容がそれぞれどのように関連しているのかという比較政治学上の理論的な問題関心に対しても答えていきたい。