著者
新井 宏之 橋口 弘 馬場 俊彦
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 B (ISSN:13444697)
巻号頁・発行日
vol.J105-B, no.10, pp.741-748, 2022-10-01

莫大なデータトラヒック量に対応可能な高速大容量通信の実現のため,第6世代移動無線通信では,光無線通信が検討されている.光波帯を無線伝送に用いる場合には空間減衰が大きいため,アンテナには高利得が求められる.また,高利得化により,アンテナのビーム幅が非常に狭くなることから,送受信のリンクを張るためにビーム走査が必要である.本論文では,このような機能を有するアンテナとして光漏れ波アンテナの利得の向上及びその励振方法に焦点を当てた議論を行い,今後の展望について述べる.

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