- 著者
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安在 大祐
原 晋介
- 出版者
- The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
- 雑誌
- 電子情報通信学会論文誌 B (ISSN:13444697)
- 巻号頁・発行日
- vol.J91-B, no.6, pp.666-676, 2008-06-01
センサネットワークでの重要なアプリケーションの一つにセンサノードの位置推定やトラッキングがある.センサネットワークにおける位置推定法として受信信号電力による位置推定法が提案されているが,マルチパスフェージングの影響を強く受ける実環境ではその位置推定精度は低いといった問題がある.そこで,本論文は,従来の受信信号電力を用いた位置最ゆう推定法の推定精度を向上させ,更に,同時にノードの方向も推定する複数送信アンテナを用いた位置・方向推定法を提案する.また,様々な室内での実験による性能評価を行い,本提案法が実環境において有効であることを示す.