著者
小関 弘展 米倉 暁彦 野口 智恵子 中添 悠介 砂川 伸也 松村 海 渡部 果歩 水上 諭 尾﨑 誠
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.933-938, 2020-08-25

目的:非接触型前十字靱帯(anterior cruciate ligament:ACL)損傷の骨解剖学的リスク因子を抽出することである. 対象と方法:初回非接触型ACL損傷患者33例33膝(ACL群)と健常者26例26膝(対照群)の下肢荷重位X線像から下肢前額面アライメントと骨形態を計測した. 結果:ACL群では対照群よりも静的下肢アライメントが外反しており,脛骨近位内側角と大腿骨遠位外側角が影響していた. まとめ:荷重位下肢アライメントが外反するほど膝関節への外反トルクが強くなるため,ACLに応力が集中して靱帯損傷に至る危険性が高くなると考えられる.

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「臨床整形外科」最優秀論文賞2020 「非接触型膝前十字靭帯損傷の下肢前額面アライメント」(長崎大学 小関弘展先生・他 2020年8月号)に決定! 1年間フリーアクセスできます.ぜひご一読を.受賞コメントにぐっときました. 論文 https://t.co/uTMxK2t6c7 論文賞発表 https://t.co/yGyQXXpxgD

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