著者
小関 弘展 米倉 暁彦 野口 智恵子 中添 悠介 砂川 伸也 松村 海 渡部 果歩 水上 諭 尾﨑 誠
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.933-938, 2020-08-25

目的:非接触型前十字靱帯(anterior cruciate ligament:ACL)損傷の骨解剖学的リスク因子を抽出することである. 対象と方法:初回非接触型ACL損傷患者33例33膝(ACL群)と健常者26例26膝(対照群)の下肢荷重位X線像から下肢前額面アライメントと骨形態を計測した. 結果:ACL群では対照群よりも静的下肢アライメントが外反しており,脛骨近位内側角と大腿骨遠位外側角が影響していた. まとめ:荷重位下肢アライメントが外反するほど膝関節への外反トルクが強くなるため,ACLに応力が集中して靱帯損傷に至る危険性が高くなると考えられる.
著者
松村 海沙 小池 崇文
雑誌
第78回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2016, no.1, pp.357-358, 2016-03-10

本研究では,Head Mounted Display(以下,HMD)を用いたスポーツや日常生活におけるフォーム改善システムを提案する.フォーム確認をする被験者のステレオ映像を撮影し,HMDを装着した被験者に,その映像をリアルタイムで提示する.本システムを用いることで,鏡を使って確認できない別視点から自分自身を見ることができ,リアルタイムに自分自身のフォームにフィードバックかけることができる.フォームが重要なスポーツとしては例えば弓道が挙げられる.弓道の練習では弓に見立てたゴム弓でフォームを確認する.このゴム弓の練習を対象にして,本システムの有効性を確認した.