著者
北之園 寛子 白石 裕一 本村 政勝
出版者
医学書院
雑誌
BRAIN and NERVE-神経研究の進歩 (ISSN:18816096)
巻号頁・発行日
vol.70, no.4, pp.341-355, 2018-04-01

Lambert-Eaton筋無力症候群(LEMS)は,シナプス前終末からのアセチルコリンの放出障害により,四肢筋力低下,腱反射低下,および,自律神経障害を呈する神経筋接合部・自律神経の自己免疫疾患である。LEMS患者の半数以上が悪性腫瘍,主に小細胞肺癌(SCLC)を合併する傍腫瘍性症候群でもある。SCLCを含む神経内分泌腫瘍に対する腫瘍免疫で自己抗体が生じ,シナプス前終末の活性帯に局在するP/Q型カルシウムチャネルをdown-regulationさせることが,LEMSの病態機序と考察される。

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#ランバートイートン症候群 #傍腫瘍性神経症候群 である 80~90%に #PQ型電位依存性カルシウムチャネル自己抗体( #抗PQ型VGCC抗体) https://t.co/zsZahc1V9F が検出される #神経筋接合部神経疾患かつ #自律神経疾患 引用元 https://t.co/G915glM0Txランバート・イートン症候群 #未診断疾患 https://t.co/vCfo0qnWka

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