著者
野口 卓也 京極 真
出版者
日本作業療法士協会
巻号頁・発行日
pp.230-238, 2018-04-15

要旨:本論の目的は,精神科デイケアを利用するクライエントを対象に,Well-being(以下,幸福)を促進する作業への関わりの状態を測定できるポジティブ作業の等化評価(以下,EAPO)を活用し,臨床有用性を検討することだった.方法は,クライエントにEAPOを用いて評価を行い,介入は評価結果を参考にしながら幸福を促進する作業の学習機会を提供して支援した.その結果,クライエントは幸福を促進する作業への関わりが徐々に良好な状態となり,社会参加への制約が軽減された.EAPOは,幸福を促進する作業に根ざした実践で,作業療法士のリーズニングを補助し,多職種連携を円滑にする有用なツールであった.

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【APO研究:こんな時はシリーズ③】 <紹介論文> ☑️ポジティブ作業の等化評価(EAPO)を活用した精神科OTの事例報告を確認したい。以下の論文を参照してください。 https://t.co/cO0bg2ApqB

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