著者
遠城 明雄
出版者
公益社団法人 日本地理学会
巻号頁・発行日
pp.000098, 2018 (Released:2018-06-27)

祭礼は、一般的に日常性とは異なる時空間を創出し、独自の身体技法の実践による共同性の感覚や地域の記憶・歴史の意識の再生産、さらに見る/見られるという関係性の構築などを通じて、ある地域集団とその外部をつなぐと同時にその差異を際立たせることによって、個人あるいは集合体を活性化させる役割を果たす一種の文化装置という側面を有する。1960年代以降、祭礼を支える社会的紐帯が弱体化する一方で、祭礼は都市と農村を問わず、地域の観光資源となり、さらには「文化遺産」へと「格上げ」されていくことで、祭礼を支え、またそれを媒介として培われるローカルな社会関係や地域意識に変化が生じてきた。本報告では、博多祇園山笠(福岡市)を事例に、そうした変化の一端を考えてみたい。

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遠城明雄 2018 都市祭礼と地域意識の変容. 日本地理学会発表要旨集 2018s(0), 000098 https://t.co/QX5IWx2fXu 学会発表の要旨ですが,山笠が題材で「加勢人」が地域社会にいかに組み込まれ「協… https://t.co/NZgp6VvQVt

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