著者
富田 純一
出版者
特定非営利活動法人 グローバルビジネスリサーチセンター
雑誌
赤門マネジメント・レビュー (ISSN:13485504)
巻号頁・発行日
vol.4, no.8, pp.399-416, 2005-08-25 (Released:2018-03-12)
参考文献数
21

三井化学が1987年に上市した高屈折率メガネレンズ材料「MR-6」は、国内のプラスチックレンズの普及を促した材料である。現在は高屈折率レンズの普及が遅れていた欧米市場でも後続品が市場シェアを伸ばし、競争優位を獲得している。こうした成果の背後には、新しい材料コンセプトの創出やユーザーとの緊密な連携、連携を通じた評価技術の蓄積など製品開発の取り組みと、スイッチング・コストや特許網構築、後続品の継続的投入などによる参入障壁形成といった戦略的取り組みがあった。

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (1 users, 1 posts, 2 favorites)

@Tomy_cn @VBXNwi 『高屈折率メガネレンズ材料の製品開発と競争優位』これも読みごたえありました。 https://t.co/9LjXtnXQCj

収集済み URL リスト