著者
板谷 厚 小野 誠司 木塚 朝博
出版者
バイオメカニズム学会
雑誌
バイオメカニズム (ISSN:13487116)
巻号頁・発行日
vol.25, pp.33-44, 2020 (Released:2021-07-16)
参考文献数
27

本研究は, 男子大学野球部員20名を対象者とし, 盗塁をモデル化したスプリント走 (投手の投球動画を見て打者方向への投球だと判断した時点でスタートし10 mを全力疾走する) 24試技を実施した. スプリント走タイムとスタート時の投球方向予測の確信度をvisual analog scaleにて測定した. 各対象者のタイムと確信度は総じて負の相関関係にあり, 確信度が高いほどタイムは短縮する傾向にあった. したがって, 盗塁のような予測をともなうプレーは予測が外れ失敗するリスクはつきものだが, 判断に確信をもつことでパフォーマンスは向上し, 成功の可能性を高めることが示唆された.

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卒論進行中です。野球で牽制かどうかを見抜くタイミングを調べています。経験者と未経験者の比較でも面白いデータが取れています。確信度とスプリントパフォーマンスの先行研究も参考にして考察していきます。https://t.co/762IyuZnnZ https://t.co/txNiyuGI0I
当たり前と言われれば当たり前のような気もしますが、改めてこのような結果が出ると改めて気付かされるような内容でした。 VASという指標は勉強します。 https://t.co/ryxcss5vJw

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