著者
籠島 恵介
出版者
特定非営利活動法人バードリサーチ
雑誌
Bird Research (ISSN:18801587)
巻号頁・発行日
vol.8, pp.S5-S9, 2012 (Released:2012-06-28)
参考文献数
5

沖縄本島3か所において,メジロによるハイビスカスの花への盗蜜被害率を年間記録した.すべての調査地において冬期の盗蜜被害率が他期より有意に高かったが,1か所の調査地(市街地)では,春夏期でも大きな被害率が記録されることがあった.これは品種が異なるため,人為的攪乱のため,あるいは花卉植物および果実が多いためと思われた.また,3か所すべてにおいて,カンヒザクラの開花期に,ハイビスカスへの盗蜜被害率が低下してい.た.メジロがカンヒザクラから吸蜜しているのが頻繁に観察されるため,このことが影響していると思われた.

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沖縄本島におけるメジロによるハイビスカス花への盗蜜被害率の周年変化 https://t.co/vUuminJlIO Bird Research、盗密の論文もある。水鳥と水草の論文もあるし、これは侮れない雑誌。チェックするのが楽しみな雑誌が増えた。
BR研究誌:メジロの盗蜜行動が食物の少ない冬に多そうだという論文を公開。http://t.co/QxAKuZsv

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