著者
柴田 徳思
出版者
一般社団法人 日本物理学会
雑誌
日本物理学会誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.55, no.8, pp.579-586, 2000-08-05 (Released:2008-04-14)
参考文献数
10
被引用文献数
1

東海村JCO臨界事故はわが国初めての臨界事故であり,その事故調査のために原子力安全委員会の下にウラン加工工場臨界事故調査委員会が設けられ,1999年12月に報告書が出されている.事故の経緯,被ばく,放射線量,安全対策と今後の課題などについては詳細に示されているが,そこで発生した現象の物理的内容については述べられていない.臨界を起こすのに必要な量の考え方,連鎖反応を引き起こす中性子源等,臨界事故に関連した物理現象について事故の実態とともに示した

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柴田 徳思, 東海村JCO臨界事故, 日本物理學會誌 Vol. 55 (2000) No. 8 P 579-586 https://t.co/gzqZLg6y 比較的単純なモデルで最悪時の線量推定が出来ている,ということは,JCOは,なぜこのくらいあらかじめ計算しなかったのか

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