著者
中江 大
出版者
特定非営利活動法人 化学生物総合管理学会
雑誌
化学生物総合管理 (ISSN:13499041)
巻号頁・発行日
vol.1, no.3, pp.331-352, 2005 (Released:2006-04-25)
参考文献数
25

本特集においては,ヒトの良好な生活を保障し維持することを目的とした化学物質のリスク評価・管理の意義と,その実施における毒性病理学の重要性について論じられている.佐々木研究所 (病理部) は,ヒトに外挿できる動物モデルを用いて,化学物質の毒性・発がん性の検出と背景メカニズムや,特定の病態 (たとえば発がん過程) に対して化学物質が及ぼす影響について,毒性病理学的および分子生物学的な手法により検索を行うことにより,化学物質のリスク評価・管理に貢献してきている.本項は,そうした研究の内より,コリン欠乏によるラット内因性肝発がんモデルより得られた知見を紹介する.

言及状況

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ヒトではなくラットですが…。 この記事↓に、 https://www.jstage.jst.go.jp/article/chemobio/1/3/1_3_331/_pdf ラットに脂溶性ビタミンC誘導体,水溶性ビタミンC誘導体,脂溶性ビタミンE誘導体,水溶性ビタミンE誘導体を混餌投与してその発癌抑制効果を調べた研究が紹介されています。引用されている文献は、 Nakae D (1999) ...

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