著者
堀江 秀樹 平本 理恵
出版者
一般社団法人 日本調理科学会
雑誌
日本調理科学会誌 (ISSN:13411535)
巻号頁・発行日
vol.42, no.3, pp.194-197, 2009 (Released:2015-02-13)
参考文献数
8
被引用文献数
3

野菜の消費拡大のためには,おいしく味わう工夫が重要である。予備試験の結果,ニンジンを蒸し加熱することで甘味が増強する可能性が示された。そこで,蒸し時間を変えたニンジン片について,官能評価と理化学評価を行った。蒸し時間が増すにつれて,官能的には,軟らかさ,ジューシーさと甘味が増加した。蒸すことによる甘味は糖含量によって説明できなかった。それはニンジン片中の糖含量は蒸し加熱によって変化しないからである。30秒間一定の低圧で加圧したときに蒸したニンジン片から滲出するエキスの量を比較した。より長時間蒸したニンジン片から,より多量のエキスが集められた。エキス中の糖類の濃度は約10%であった。容易に滲出するエキスの量が感覚的な甘さやジューシーさに関係するものと考えられる。

言及状況

外部データベース (DOI)

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@y5u1k1i6 @NeCoNeCCo33 それについての論文貼っとくね… https://t.co/IA3u8CSbtJ どうやらエキスの抽出される量が変わって味が変わるらしい
堀江・平本 (2009). ニンジンの蒸し加熱による甘味強化 https://t.co/0wjtPfLCU6

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