著者
五十嵐 敦之 佐伯 秀久 安部 正敏 椛島 健治
出版者
公益社団法人 日本皮膚科学会
雑誌
日本皮膚科学会雑誌 (ISSN:0021499X)
巻号頁・発行日
vol.133, no.6, pp.1491-1504, 2023-05-22 (Released:2023-05-20)
参考文献数
14

本調査では,アトピー性皮膚炎に対する抗炎症外用薬(ステロイド外用薬,タクロリムス軟膏,デルゴシチニブ軟膏)3剤の使用実態や医師の治療満足度を把握する目的で,皮膚科専門医を対象としたアンケート調査を実施した.ステロイド外用薬は,効果が良好との回答が多く,急性期治療における治療満足度が高かった.デルゴシチニブ軟膏は,副作用等の安全性に対する懸念が少ないとの回答が多かったが,他の薬剤との併用や変更などの使用実態についての情報は十分でなく,リアルワールドでのエビデンスを構築していく必要性が確認された.

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■アトピー性皮膚炎 外用薬使用実態調査 急性期:ステロイド外用 維持期:タクロリムス(プロトピック®)/デルゴシチニブ(コレクチム®)が増加 -子供・顔面/頚部は非ステロイドが多め ・使用したくない理由1位 タクロリムス 皮膚刺激感(61.2%) デルゴシチニブ 効果が弱い(38.8%) https://t.co/FIY8ma1YUU

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