著者
森田 佐知子
出版者
経済教育学会
雑誌
経済教育 (ISSN:13494058)
巻号頁・発行日
vol.40, no.40, pp.102-109, 2021-12-01 (Released:2022-06-21)
参考文献数
41

本研究の目的は,実践共同体に関する国内外の文献をレビューすることで,特に,実践共同体が個人の自律的キャリア形成に与える効果についての研究の展開と課題を整理することである。文献レビューの結果,実践共同体の概念はナレッジ・マネジメント領域で普及し,その機能(成果)の一つとして個人の自律的キャリア形成があげられていることが分かった。さらに今後の課題として,①実践共同体とキャリア理論におけるアイデンティティ概念の整理の必要性,②実践共同体への参加が個人のキャリア形成に効果を与えるプロセスの解明,③個人の生涯発達(キャリアステージ)ごと,もしくはステージ間での比較研究の可能性検討,の3つが抽出された。

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[実践コミュニティ] 森田 佐知子(2021)-個人の自律的キャリア形成への効果に着目して-

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森田 佐知子(2021)実践共同体研究の展開と課題-個人の自律的キャリア形成への効果に着目して-,経済教育,2021,40,40,p. 102-109 https://t.co/2O7M8VMeyN #実践コミュニティ

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