著者
森元 聡
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
ファルマシア (ISSN:00148601)
巻号頁・発行日
vol.52, no.9, pp.832-836, 2016 (Released:2016-09-02)
参考文献数
9

大麻の基原植物であるアサは、幻覚活性にかかわる化合物としてΔ9-tetrahydrocannabinolic acidを生産している。アサはなぜ・どのようにこのような成分を生産しているのか不明であった。様々な検討を行った結果、Δ9-tetrahydrocannabinolic acidはアサ中で細胞死誘導因子として機能することが明らかとなった。さらにΔ9-tetrahydrocannabinolic acidはcannabigerolic acidの酸化閉環によって生合成された。この反応を触媒するTHCA合成酵素であり、X線結晶構造を解析により、酵素反応メカニズムを詳細に解析することに成功した。

言及状況

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こんな研究でしょうか? https://www.jstage.jst.go.jp/article/faruawpsj/52/9/52_832/_article/-char/ja/

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【アサにおけるカンナビノイドの蓄積部位】 カンナビノイドは主にアサの葉や種子皮に蓄積しており茎, 根, 種子にはほとんど存在していない. THCA を主カンナビノイドとするアサの場合, 種子皮には8~10% と極めて高含量の THCA が蓄積 している. https://t.co/qwRItByoVB 種子皮か。
https://t.co/5yKUe3SzZb CBGAはアポトーシスとは異なる細胞死を誘引する。CBDAから直接THCAが生成される。初見でした。モクモク
九州大学にはTHCがいっぱいあるだってぇ???? https://t.co/npb2TYfh2C

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