著者
橋爪 潔志
出版者
一般社団法人 日本老年医学会
雑誌
日本老年医学会雑誌 (ISSN:03009173)
巻号頁・発行日
vol.45, no.5, pp.482-484, 2008 (Released:2008-12-05)
参考文献数
4
被引用文献数
1 1

言及状況

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心拡張機能低下による心不全, 神経伝導速度の低下に伴う神経障害など,高齢者あるい はいわゆる老年者で認められる病態が誘導される https://t.co/kA8Zu3d5l8
血清カルシウム濃度の維持に は都合が良いかもしれないが,副甲状腺ホルモンのカル シウム代謝以外の機能が表れると,高齢者に通常見られ る状態が引き起こされる. https://t.co/kA8Zu3d5l8
加齢に伴い,血清カルシウム濃度に変化はないものの,副甲状腺ホルモン(PTH)濃度は上 昇 する.血 清 C a 濃度の低下は 高次 中 枢や神経系の偏倚をもたらすため,これを未然に防ぐための分泌上 昇であろうと考えられる. https://t.co/kA8Zu3d5l8
極めてバランスの取れた作 用を有するシステムである.この機能が低下すると, 自覚症状はないが,身体的のみならず,高次中枢機能も 偏倚することになる. https://t.co/kA8Zu3d5l8
成 長ホルモンは成長に関与するというより,高次中枢や視 床下部などに作用し,甲状腺ホルモン,サイロキシン (T4)か ら 活 性 型 であるトリヨードサイロ ニ ン ( T 3 )へ の 変 換を促 進し 細胞分化を促進させる. https://t.co/kA8Zu3d5l8
加齢に伴い,成長ホルモン(Growth hormone(GH)― インスリン様成長因子 1(…IGF1)系が次第に機能低下の方向へ偏倚する.特に 50 歳以降,その傾向が強い.その機構は判っていない. https://t.co/kA8Zu3d5l8
確かに,若年者での 甲状腺機能低下症では年齢に相応しくない老化が進んで いる.いわゆる一般的に観察される理学的所見としての 老化のみではなく,精神作用や検査的にも老化と思われ る事象が加速されている. https://t.co/kA8Zu3d5l8
甲状腺ホルモンが老化抑制に関与するであろうという 予測は,若年者の甲状腺機能低下症は年齢不相応に老化 が進展している可能性を示唆する. https://t.co/kA8Zu3d5l8
加齢にともなう老化 のプロセスに対し,甲状腺ホルモン作用が抗加齢という意味で要求され,甲状腺に,増殖刺激,あるいは形質転 換刺激が加えられていることを暗示する. https://t.co/kA8Zu3d5l8

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