- 著者
-
石原 健司
- 出版者
- 一般社団法人 日本高次脳機能障害学会
- 雑誌
- 高次脳機能研究 (旧 失語症研究) (ISSN:13484818)
- 巻号頁・発行日
- vol.38, no.2, pp.184-187, 2018-06-30 (Released:2019-07-01)
- 参考文献数
- 5
脳画像は診断のみならずリハビリテーションでも有用な情報を提供してくれる。ここでは脳画像の読影において基本となる脳部位同定方法の考え方を呈示した。大脳の側面像で脳溝・脳回の名称を覚え, 画像の中でどのように表現されているのかを理解できれば, それらの相互の位置関係から, 手順を踏むことによって目的の構造を同定することができる。そのためには, どの方向の, どの断面で, どのような構造を同定することができるのか, を知っておくことが必要であるが, これは実際の脳画像を繰り返し見ながら習熟するのが唯一にして確実な方法である。