著者
葛西 智 工藤 智 荒川 修
出版者
一般社団法人 園芸学会
雑誌
園芸学研究 (ISSN:13472658)
巻号頁・発行日
vol.10, no.1, pp.69-74, 2011 (Released:2011-02-02)
参考文献数
18

2007,2008および2009年の3か年,果実細胞分裂期のNAA 14.7 ppmの1回処理によるリンゴ‘ふじ’の裂果抑制効果試験を行った.満開2週間後処理は,3か年中2か年で裂果抑制効果が認められたが,同時に収穫果の果重の低下が認められ,新梢伸長が抑制される場合もあった.一方,満開3または4週間後処理では,試験を実施したいずれの年においても裂果抑制効果が認められ,果実品質や新梢伸長に及ぼす影響はみられなかった.また,NAA処理による裂果抑制は,細胞数の減少に由来した果実肥大盛期における果実肥大量の低下が関与する可能性が考えられた.

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ヒオモンによるふじリンゴのつる割れ抑制 満開 3 または 4 週間後処理で有効 2週では新梢伸長の阻害、5週目ではつる割れ抑制効果なし #リンゴ栽培 #果樹栽培論文 NAA 処理によるリンゴ‘ふじ’の裂果抑制(2011) https://t.co/U5eViXSjuG

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