著者
水城 まさみ
出版者
一般社団法人 国立医療学会
雑誌
医療 (ISSN:00211699)
巻号頁・発行日
vol.58, no.7, pp.399-407, 2004-07-20 (Released:2011-10-07)
参考文献数
9
被引用文献数
1

あらゆる疾患の発症には環境要因と遺伝的要因が大なり小なり関わっているが, 化学物質過敏症(MCS)の発症に環境要因が大きな役割を果たしていることは間違いない. 化学物質過敏症外来を受診した患者の中で, 症状発現にあたって何らかの化学物質曝露のエピソードがある者32名にMCSのスクリーニングのために問診表QEESI(日本語版)を実施し, 環境要因となる化学物質不耐性因子と症状, 日常生活障害度との関連をみた. 化学物質不耐性因子のうち殺虫剤・除草剤, ガソリン臭, ペンキ・シンナー, 消毒剤・クリーナー, マニキュア・ヘアスプレーなどは筋, 心循環, 認識, 神経症状と強い相関がみられた. また日常生活障害については車の排気ガス, 殺虫剤・除草剤, ガソリン臭など屋外環境要因で影響が強く, MCSの発症予防のためには屋外環境要因の改善も必要であることがわかった.

言及状況

外部データベース (DOI)

はてなブックマーク (1 users, 1 posts)

Twitter (16 users, 50 posts, 19 favorites)

@shokoieda @casa_hanahana 良かれと思ってやっているその消毒とやらで、体調を崩す人がいることを知ってください。 https://t.co/RS3haISCXW 検索キーワード置いておきます。 #化学物質過敏症 #香害は公害 https://t.co/DVdcmGCSXr
#化学物質過敏症 における環境要因の影響 水城まさみ先生 殺虫剤・除草剤, 等は筋, 心循環, 認識, 神経症状と強い相関.。 日常生活障害については車の排気ガス, 殺虫剤・除草剤など屋外環境要因で影響が強く, MCSの発症予防のためには屋外環境要因の改善も必要 引用元 https://t.co/uv5mfJcFRs https://t.co/uSZwdpQBn2
参考 化学物質過敏症外来の初診時にMCSのスクリーニングのために実施した問診票QEESI(日本語版) p3 https://t.co/CWqRcRBVou https://t.co/FOXjA2qcNs
化学物質過敏症における環境要因の影響 水城 まさみ医師 国立療養所盛岡病院臨床研究部 2) 現:独立行政法人国立病院機構盛岡病院 公開日 2011/10/07 PDFファイル https://t.co/zcuoy8nuQ2 https://t.co/iAlTRfBLLJ
化学物質過敏症における環境要因の影響 医療Vol. 58 (2004) No. 7 P 399-407 http://t.co/6g3KPezhfH

収集済み URL リスト