著者
中村 友洋 山﨑 貴弘 船津 良平 島本 洋
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.72, no.1, pp.J35-J40, 2018-01-01 (Released:2017-12-21)
参考文献数
10

RGBとも3300万画素のフル解像度とカメラの小型化を両立した実用的な8Kカメラシステムを目指して,1億3300万画素撮像素子と,同素子を用いた単板式ポータブルカメラシステムを開発した.開発した撮像素子は32カラム共有・14 bit冗長・逐次比較型AD変換器を採用し,RGBともフル解像度以上の画素数でフレーム周波数60Hzを実現した.本撮像素子を60 Hzで動作させてフル解像度カラー画像を取得し,4000 TV本以上の限界解像度を確認した.また,本撮像素子を用いて開発したカメラシステムは,単板式で初めてフル解像度(60Hz)での撮影を実現した.本カメラヘッドの重量は6.3 kgで,1億3300万画素全画素の信号を放送カメラ用光複合ケーブル1本で伝送可能である.撮像実験を行い,3板式フル解像度8Kカメラと同等以上の解像度特性を確認した.

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J-STAGE Articles - 1億3300万画素撮像素子およびフル解像度8K単板カメラシステムの開発 https://t.co/uhPhBOjsCS
1憶3300万画素撮像素子およびフル解像度8K単板カメラシステムの開発 https://t.co/ShsnqJv79k これを読んでも明らかなように、例えば8K映像を得るには最低でもRGB計9900万画素が必要であるが、一般的なカメラで謳われる画素スペックは4倍に盛られているのであるm9(・ω・) #写真好きな人と繋がりたい

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