著者
川瀬 成吾 藤田 朝彦
出版者
公益財団法人 宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団
雑誌
伊豆沼・内沼研究報告 (ISSN:18819559)
巻号頁・発行日
vol.3, pp.19-24, 2009 (Released:2017-11-10)
参考文献数
15
被引用文献数
1

シロヒレタビラAcheilognathus tabira tabiraはコイ目コイ科タナゴ亜科に属し,各地で個体数が減少しており,環境省のレッドリストで絶滅危惧IB類に指定されている.琵琶湖では1995年からシロヒレタビラの採集記録がなかったが,2008年にエリで本亜種を採集することができた.琵琶湖において本亜種の個体数が増加していると示唆された.現在,滋賀県では外来魚駆除などの試みがなされており,外来魚は減少している.その結果として個体数が増加した可能性がある.しかし,いまだ外来魚が優占しているので,今後も外来魚駆除を継続し,琵琶湖の在来魚の動態に留意する必要があるだろう.

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