著者
田中 達也
出版者
日本生命倫理学会
雑誌
生命倫理 (ISSN:13434063)
巻号頁・発行日
vol.11, no.1, pp.111-116, 2001-09-17 (Released:2017-04-27)
参考文献数
14

「身体」は「主体」の実質的器であり、それに対する医療は「主体」の大きな関心事である。現在、医療は患者主体の契約と考えられるようになり、そこではインフォームド・ディシジョンという言葉に表されるような患者の自己決定権と医師の裁量権が重要な概念となる。前者は「実際に医療を受け、医療サービスの顧客である患者が、自らの身体に関して、医師の説明を理解した上で、社会的に認められる範囲で決断する権利」と、後者は「説明、理解、決断のいづれかが不可能な場合や、患者の意志が社会的に認められない場合、あるいはやむを得ない現場の事情によって、医師が専門的立場から、社会的に認められる範囲で、生命優先で対処する権利」と定義できる。今後は、患者の自己決定が浸透する一方で、高齢化に伴い意志が不明解な患者も増加すると思われる。双方の権利の区分を明解にした上で、適切に用いる必要性を痛感する。

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@LuK6G1QobsUrmGB @krXLaTiPWqXSPyC まあまあ、患者と医師の立場で議論しても話の溝埋まらないすよ。全弱さん煽るのやめましょうよー過去に何かあったのかもですが、、、 あと大麻ってガンはむしろまだまだこ… https://t.co/8WYW3ORQSS
@taima_kaikin420 @krXLaTiPWqXSPyC そこはなかなか難しい、ですねえ、、、 専門用語で医師の裁量権と患者の自己決定権 といいます。 医師は裁量権があるんです。患者は自己決定権があるんです。なので考… https://t.co/dcYdmumkrv
@yuji_masataka まず患者の自己決定権が無視されてます。安全性が担保される場合においてはだれもその治療をとめることはできません。例えば、代替医療の一つ鍼を例にしますが〇〇に効果無いと言う議論はありだが、禁止すべきだ、は… https://t.co/wFS4pdO8ky

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