著者
田中 達也
出版者
日本生命倫理学会
雑誌
生命倫理 (ISSN:13434063)
巻号頁・発行日
vol.11, no.1, pp.111-116, 2001-09-17 (Released:2017-04-27)
参考文献数
14

「身体」は「主体」の実質的器であり、それに対する医療は「主体」の大きな関心事である。現在、医療は患者主体の契約と考えられるようになり、そこではインフォームド・ディシジョンという言葉に表されるような患者の自己決定権と医師の裁量権が重要な概念となる。前者は「実際に医療を受け、医療サービスの顧客である患者が、自らの身体に関して、医師の説明を理解した上で、社会的に認められる範囲で決断する権利」と、後者は「説明、理解、決断のいづれかが不可能な場合や、患者の意志が社会的に認められない場合、あるいはやむを得ない現場の事情によって、医師が専門的立場から、社会的に認められる範囲で、生命優先で対処する権利」と定義できる。今後は、患者の自己決定が浸透する一方で、高齢化に伴い意志が不明解な患者も増加すると思われる。双方の権利の区分を明解にした上で、適切に用いる必要性を痛感する。
著者
田中 達也
出版者
大東文化大学
雑誌
大東文化大学紀要. 人文科学 (ISSN:03861082)
巻号頁・発行日
vol.44, pp.A121-A137, 2006-03-31

中世の武蔵国入間郡府川郷は、近世の八か村に及ぶ領域をもつ地域単位であったが、中世末期には石田本郷・谷中村・石田村といった新たな地域単位が成立、府川郷から分離していた。天正五年(一五七七)に検地が実施された「府川郷」も、近世菅間村へと引き継がれる地域単位であると捉えられ、これらの村落の自立により中世府川郷は解体した。「府川郷」や「河越本郷」の検地に関与した大野縫殿助は、在所とする谷中村の範囲を越えた広域的な開発の推進者であり、広域的開発の推進者と開発対象地における協力者の連携により実現した開発によって、中世郷の解体・再編がもたらされたと考えられる。
著者
長谷川 千洋 博野 信次 小幡 哲史 宗佐 郁 田中 達也 横山 和正
出版者
神戸学院大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

本研究は情動の神経基盤を調べることを目的に,幸福情動を賦活させる手段として実験参加者に催眠暗示を行い,脳のどの部位で賦活化が生じているかについてfMRIを用いて測定した。予備実験として催眠感受性の高い実験参加者に対してfMRI環境下での情動賦活法としての催眠の有用性を確認した後,安定した幸福情動の産生が確認された実験参加者に対して聴覚提示による催眠誘導を行い幸福情動産生時と非幸福情動産生時の違いを調べた。この結果,幸福情動産生時での共通の賦活部位として補足運動野が示された。関連研究として,情動及び催眠に関する実験研究も行い,情動の脳内メカニズムの解明を試みた。
著者
石丸 雄二 武藤 福保 千葉 茂 宮岸 勉 橋詰 清隆 田中 達也
雑誌
てんかんをめぐって (ISSN:13493078)
巻号頁・発行日
pp.104-109, 1998-02

雑誌掲載版30歳男性患者,3歳で脱力発作,6歳で口唇自動症と失平衡をもつ複雑部分発作(CPS),16歳で両下肢自転車運動,夜間の躯幹の屈曲,ねじれをもつCPSを認めた.難治性が時に重延状態となった.発作時脳波では両側前頭,中心部優位の13-16Hz,40-60μV活性以外には明らかな発作波を認めなかった.発作時SPECT左前頭-側頭葉における血流増加を認め,MRIで小脳に軽症萎縮を認めた.これらの所見から本例の発作発現は前頭葉と関連するものと推測される
著者
原田 雄司 田中 達也 中尾 裕典 服平 次男 青木 理 山下 洋幸
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 (ISSN:21879761)
巻号頁・発行日
vol.84, no.858, pp.17-00458-17-00458, 2018 (Released:2018-02-25)
参考文献数
30

Heat insulation by a wall material which has low heat capacity and heat conductivity is one of the effective ways to reduce heat transfer. By the heat insulated coating, wall temperature is fluctuated following the behavior of in-cylinder gas temperature, which decreases the gap between gas and wall temperature. In order to suppress wall heat transfer in wide engine operation range, Model Based Development is required. In this study, wall heat transfer mechanism under wall temperature fluctuated condition by heat insulation was investigated by simultaneous measurement of wall heat flux and flow behavior in wall boundary layer in RCEM. As a result, it was clarified that turbulent energy was influenced by wall temperature behavior, which impact on heat transfer coefficient. In addition, non-dimensional velocity distribution in wall boundary layer was not changed drastically by wall temperature behavior. In terms of modeling under heat insulated condition, wall heat flux was able to be predicted well by wall heat transfer model taking into account of density change in wall boundary layer.
著者
田中 達也
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュータ = Nikkei computer (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.904, pp.68-71, 2016-01-21

PCサーバーの開発拠点を再編し、PC事業と携帯端末事業の分社化も決断——。2015年6月に社長に就任して以来、構造改革を急ピッチで進めてきた。狙うのは「真のグローバル企業」への転身。海外売上高比率50%以上、営業利益率10%を目指す。