著者
若林 二郎 森 寿久 住田 侑 石井 一典 川太 徳夫 飯島 隆
出版者
一般社団法人 日本原子力学会
雑誌
日本原子力学会誌 (ISSN:00047120)
巻号頁・発行日
vol.28, no.10, pp.913-923, 1986-10-30 (Released:2010-01-08)
参考文献数
12
被引用文献数
1 2

原子力発電所の運転形態を従来の基底負荷運転から負荷追従運転も含んだ形に拡大していく必要が高まりつつある。電力系統の負荷は季節変化,日変化,さらにより小さな時間スケールの変動成分よりなる複雑な変化を示し,それに対応して原子力発電所を運転するには新しい制御方策の導入と複数種の制御手段の有機的な統合利用が必要となる。本稿では,現在盛んに開発が進められているこの種技術の実情について、BWR,PWR,ATRの各炉型ごとに要約して紹介する

言及状況

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@KX_NUKE 既設炉でも余剰電力を別キャリアに移すことなく、プラント側で負荷追従可能です https://t.co/zoM5AJkXr7
@gomatsuo @denkochan_plc (承前2)ATMEA1を例にとると、100%-25%間でLF可能(5%毎分の出力変化率)で、15分で出力変更可能。また、AFC/GF運転も100%-85%(15%幅)で可能とのスペックです。 (参考資料)  既設軽水炉の負荷追従運転 https://t.co/bJeswnQ0HP ATMEA1(2.6 Operating Mode) https://t.co/iQPcqo8RnH
@PDGkLkAKPdn1BhM @denkochan_plc 溶融塩で蓄熱するタイプは、Terra PowerとGEHも検討してますね(高速炉)https://t.co/jRbvRed1Mlですが。将来的にはそういった新型炉に任せるとしても、それまでは、既存のPWR、BWRでノンベースロード運転https://t.co/bJeswnQ0HPすることになるかなぁと。
伊方ではLF、美浜3号機でAFC/ガバナフリー運転の実証試験済みですね…(ご存知のとおり、PWRはタービン主原子炉従の制御なので、原子炉主のBWRより容易です) (参考資料) PWR原子力発電所のAFC・ガバナフリー運転技術の開発 https://t.co/ddNavkidev 原子力発電所の負荷追従運転 https://t.co/KIPLg2JS8P https://t.co/MxvMgUBMnb
@Hajakensho007 そこは、原発のもう一つの出力調整運転であるAFC/GF運転(こちらも美浜で実証試験済みhttps://t.co/KIPLg2JS8P)で(^。^)
@u_acty 管理は100年単位で終了し、あとは自然に任せる形で処分となります。 また、20億年前の天然の原子炉が過去には存在しており、そこでは放射性物質が安全に閉じ込められていたことが分かっています。 https://t.co/w45omQHcrB https://t.co/1AT5gvSHdp
ちなみに、AFC/ガバナフリー運転等の実機実証試験も、30年以上前に美浜3号機で実施済みhttps://t.co/bJeswnxRtH (図14)ですね(*'ω'*)
@Nonchalantepco 仏は原子力発電の比率が高い(約70%)ことから日常的に負荷追従運転を行っていますし、国内PWR/BWRプラントとも実機での実証試験済みhttps://t.co/bJeswnxRtHですね(*'ω'*)
@osawa58521 美浜3号機で実証試験の実績があります(伊方のLFと違って、チェルノブイリ原発事故前だったので、注目されなかったのだと思います)。 (参考資料) https://t.co/ddNavkzggv https://t.co/bJeswnxRtH
@u_acty まず、最初の国内で出力調整運転が導入されていない点についてですが、年代物の研究と指摘があったように、この研究が実施された当時は、ご紹介した資料https://t.co/bJeswnxRtHの”1.はじめに”にも記載あったとおり、電力会社によっては原子力発電の割合が発電能力で70%に達すると(続く)
@u_acty 美浜3号機の実証試験結果については、ネットで無料で拾える資料としては、こちらhttps://t.co/bJeswnxRtHもあります。本資料の図14を確認いただければ幸いです。
@ishisaka あくまでシミュレーションのようですが既設炉で負荷追従運転する方法を考察した論文 https://t.co/To7PUExkWR
@Premordia なるほどです。 ググってみました。 https://t.co/C9th93jakV 原子力発電の負荷追従運転。1986年から、すでにあったんですね。 これは存じませんでした。 勉強になります。
九州電力、再エネ計4日の出力制御 停電回避へ「最後の手段」 https://t.co/bFisheVrC6 伊方2号出力調整運転試験 https://t.co/zEgZHc86A3 原子力発電所の負荷追従運転 https://t.co/vggA4PkIjz ベースロードの原子力 https://t.co/ldH5Rc6aLT
@motokinoshita @ArrowsLibra @happysakiko1 1987~1988年に伊方2号機で実施したLF(Load Follow:日負荷追従運転)のことをおっしゃっていると思いますが,1984~1985年に美浜3号機でAFC/GF等の周波数制御運転の実証試験も実施しています。例えば,参考資料https://t.co/bJeswnxRtH図14を確認頂ければ幸いです。

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