著者
小茄子川 歩
出版者
日本沙漠学会
雑誌
沙漠研究 (ISSN:09176985)
巻号頁・発行日
vol.25, no.2, pp.59-63, 2015 (Released:2015-10-27)
参考文献数
1

本論は,インド・ハリヤーナー州ヒッサール県に所在するラキー・カース村とラキー・シャプール村において実見した牛糞燃料の多角的利用方法について報告したものである.夏雨型の半乾燥気候に属する両村では,自然環境に起因する諸問題と日々蓄積する牛糞の処理という現実的問題のもっとも効果的な解決策の一つとして,女性達により一年を通して3種類の牛糞燃料(ゴーレイ,テープリー,ゴサ)が製作され,調理などの日常的場面と儀礼などの非日常的場面において多角的に利用され続けている。

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@takedawala @Anjali_Masala インドやアフリカの研究をされている小茄子川歩さんという方のレポートによると、通常水牛や瘤牛の糞を使っているとのことです。武田さんのおっしゃる通り、水牛のは緩くて成形しづらいようです。また牛1頭の1日の糞で大人5~8人分の1日分の食事をつくる燃料になるそうです!https://t.co/0u3CGKnUxw

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