著者
永島 里美 大江 和彦
出版者
一般社団法人 日本医療情報学会
雑誌
医療情報学 (ISSN:02898055)
巻号頁・発行日
vol.39, no.4, pp.205-216, 2020-04-20 (Released:2021-04-26)
参考文献数
17

医薬品には,目的別に様々なコード体系が存在し,医療機関ではその利用目的によって異なるコードを使用する必要があるため,一つのシステムの中で複数のコードを関連付けて管理する必要が生じている.その際,どのような場面でどのコードを使用するべきか,また各コードの関係について理解しておくことは,医療情報システムにおける医薬品情報の標準化を推進する上でも,また複数のコードを現場で効率的に管理しつづけていく上でも大変重要である. そこで,本論文では,主な医薬品コード体系と相互関係について現状を調査し,考察すると共に,複数の医薬品コードを効率的かつ効果的に管理し運用していくための医薬品コード関連マスターのあり方としてGS1バーコードを基準とした新しい対応マスター「GS1基準医薬品コード統合共通マスター」[G-DUSマスター(ジーダスマスター)]を提案し,その活用について解説する.

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (2 users, 2 posts, 5 favorites)

医薬品のコード体系について。投与、物流、保険請求など、それぞれで使いやすいコード体系があって、共通のコードを用いることが難しいのです。 https://t.co/TMkRZ6xbsZ
医療用医薬品コード体系の現状とそれに基づくGS1バーコード利用方法についての論文 https://t.co/xuEs9ujgk4 →ざっと見でもすごくわかりやすい。これを参考に医薬品DBを作る際に業界の標準化を踏まえつつ、設計がしっかりできそう。後ほど読み込む

収集済み URL リスト