著者
小川 隆
出版者
日本動物心理学会
雑誌
動物心理学年報 (ISSN:00035130)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.70-76, 1955-04-25 (Released:2009-10-14)
参考文献数
15
被引用文献数
4 1

伝書鳩を用いて行動の実験的分析をする試みは近来, SKINNER B.F. (10, 11, 12) らによつて努力されている。この方法はネズミを用いる場合と並んで, 問題によつてはそれ以上に有効なようである。筆者らの若干の実験からしても, 条件反応の形成が比較的容易であること, 色彩の弁別などでは鋭敏な能力のあることが認められる。筆者らの実験は広い意味で弁別道具条件づけoperant discriminationに属しているが, 実験の成果については他の機会にゆずり本稿ではその手続, 方法, 条件つげの経過にみられる特徴などについて若干の考察をなし, 鳩を使用して今後, 実験される方々の参考にしたい。

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上にあげた,浅野先生のすばらしいまとめにも登場する,小川隆先生に,僕らは教えていただきました. 小川 隆(1955) 伝書鳩の弁別道具條件づけ, 動物心理学年報,5 巻 https://t.co/HT3Z8dqk00

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