著者
川崎 優子
出版者
公益社団法人 日本看護科学学会
雑誌
日本看護科学会誌 (ISSN:02875330)
巻号頁・発行日
vol.35, pp.277-285, 2016-02-24 (Released:2016-02-24)
参考文献数
23
被引用文献数
2

目的:がん患者の意思決定プロセスを支援する共有型看護相談モデル(NSSDM)の有効性を明らかにすることである.方法:対照群のがん患者は通常のサポートを受け,介入群のがん患者はNSSDMを用いた意思決定サポートを受けた.介入効果の判定は,不安尺度(STAI)と葛藤尺度(DCS)を用いて測定した.結果:研究に参加したがん患者は,対照群28名,介入群26名であった.STAIは面談前と面談後に有意な改善は認められなかった.DCSは下位尺度の較差において「情報」が有意に悪化(p=0.02)し,「価値の明確さ」は有意に改善(p=0.031)したが,価値の明確さは面談前に介入群の得点が有意に高かった.結論:NSSDMは価値の不明瞭さを低下させるという効果の可能性が示唆されたが,今後さらなる検討が必要である.一方,患者の中に新たな情報が増えることによりそれに対する葛藤が生まれる可能性もあることが示唆された.

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"感情中立性とは,どの患者のどのような言動に対しても一定の心的状態を維持することであり,共感とは,相手の気持ちを自分のことのように感じ,その欲するところに応えようとするものであり,それを自分自身の課題として引き受けることである" https://t.co/J1K9HSBHEK
"意思決定には感情の存在が重要であり,患者が自分の感情と対話できるよう感情を共有しながら意思決定支援をすることは看護者の役割として重要といえる." https://t.co/J1K9HSBHEK
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"看護者は患者の中に適切な心的状態を作り出すために,自分自身の感情を管理する必要がある.A.ホックシールドは,感情労働を行う人は自分の感情を誘発したり抑圧したりしながら,相手のなかに適切な精神状態を作り出すために,自分の外見を維持するのだと述べている" https://t.co/J1K9HSjyqC
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【メモ】"看護者は患者の中に適切な心的状態を作り出すために,自分自身の感情を管理する必要がある.A.ホックシールドは,感情労働を行う人は自分の感情を誘発したり抑圧したりしながら,相手のなかに適切な精神状態を作り出すために,自分の外見を維持するのだと述べている" https://t.co/8khsaH6CwZ
【メモ】"感情中立性とは,どの患者のどのような言動に対しても一定の心的状態を維持することであり,共感とは,相手の気持ちを自分のことのように感じ,その欲するところに応えようとするものであり,それを自分自身の課題として引き受けることである" https://t.co/8khsaH6CwZ
【メモ】"意思決定には感情の存在が重要であり,患者が自分の感情と対話できるよう感情を共有しながら意思決定支援をすることは看護者の役割として重要といえる." https://t.co/8khsaH6CwZ
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原著 がん患者の意思決定プロセスを支援する共有型看護相談モデルの開発 川崎 優子先生 https://t.co/BvTgJ8Dtli

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