著者
五所 正彦 丸尾 和司
出版者
応用統計学会
雑誌
応用統計学 (ISSN:02850370)
巻号頁・発行日
vol.46, no.2, pp.53-65, 2017 (Released:2017-12-27)
参考文献数
46
被引用文献数
1

データの欠測は,臨床試験の結果をゆがめ,解釈を困難にする重大な問題である.mixed-effects models for repeated measures(MMRM)は,線形混合効果モデルの一種で,不完全な経時測定データを解析するために利用される統計モデルである.特に医生物学の分野で急速に普及しており,臨床試験においては主要な解析に採用されることも多い.本論文では,MMRMに基づく解析を取り上げ,この方法の原理や性質,固定効果パラメータの推定ならびに統計的推測の方法を概観する.また,実際のデータにMMRMを適用する際の具体的な指定方法や注意点を紹介する.

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経時測定データ解析における mixed-effects models for repeated measures(#MMRM)の利用 2017 五所正彦 & 丸尾和司 2017 https://t.co/jmMAgG6OXi
メモ:mixed-effects model with repeated measures (MMRM) https://t.co/UMJmjPHp0o
MMRMで欠測値を処理するって、まだ今一つわかってない。これも抑えとかないとな。 J-STAGE Articles - 経時測定データ解析における mixed-effects models for repeated measures(MMRM)の利用 https://t.co/DPy2A9FEXR

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