著者
澤井 充生
出版者
日本文化人類学会
雑誌
日本文化人類学会研究大会発表要旨集 日本文化人類学会第54回研究大会 (ISSN:21897964)
巻号頁・発行日
pp.E21, 2020 (Released:2020-09-12)

中国国内では2016年頃から一部の極左勢力がムスリム少数民族の優遇政策(ハラール食品の認証・監督)や宗教活動(清真寺の改築、イスラーム服の着用、イスラーム学校)などに対する誹謗中傷をメディアに発信し、その結果、イスラモフォビアを意図的に拡散する言説空間が誕生している。本発表では中国国内に蔓延するイスラモフォビアの背景・経緯・影響を習近平が提唱した「宗教中国化」と関連づけて分析し、その問題点を解明する。

言及状況

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中国の少数民族研究をしている人の学会発表要旨。内容一つ一つの当否はともかく、研究者たるもの、少なくともこれくらいの冷静さは必要ではないか。 「民族団結」を脅かすイスラモフォビア https://t.co/sau6k6HVyq

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