著者
安藤 由典 田上 亮
出版者
一般社団法人 日本音響学会
雑誌
日本音響学会誌 (ISSN:03694232)
巻号頁・発行日
vol.44, no.8, pp.556-565, 1988-08-01 (Released:2017-06-02)
被引用文献数
4

尺八の一部の管内径による乙-甲間オクターブ音程伸張・短縮は、内径変化の管軸上の位置と極めて規則的な関係がある。この現象を利用し、所与の尺八を所要の音律に修正する計算機プログラムを構成した。これを本曲用尺八、練習用尺八及び19世紀に作られた初期芸能用の名器に適用し、一例として、±10セント以下の偏差で、演奏会調平均律に修正する構造仕様を得た。また、この寸法変化による音色性能の変化を検討した。

言及状況

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安藤 由典, 前田 雅一郎 1986 尺八における音律修正のための寸法変化について https://t.co/ycgBbHr1Tl 1988 尺八における音律修正のための寸法変化について(その2) https://t.co/zpU0kC9D2V

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