著者
大熊 恒靖
出版者
一般社団法人 日本音響学会
雑誌
日本音響学会誌 (ISSN:03694232)
巻号頁・発行日
vol.53, no.3, pp.208-214, 1997-03-01 (Released:2017-06-02)

梵鐘の音の特徴は, 部分音の構成, 減衰時間及びうなりにある。梵鐘は奈良時代から制作され, その様式は現代に継承されている。筆者は, 梵鐘の音の減衰時間に着目して, 奈良時代から現代までに制作された153口の丸鐘について解析した。その結果, 梵鐘の口径が大きくなると音の減衰時間が長くなる関係に時代的変遷があることを見出した。奈良期の梵鐘の音の平均減衰時間54秒に対して, 鎌倉期で24秒に短くなり, 江戸期で44秒まで長くなり, 更に昭和期では90秒と非常に長くなる傾向を示した。これらの時代的変遷は, 梵鐘の構造, 特に厚さに関係していることを推論した。焚鐘は, 現在でも年間約200口が制作されているが, それらの焚鐘の多くはうなりが長い特徴を持ち, また制作者によって音の減衰時間が異なることも確認できた。

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