著者
村岡 洋文 浅沼 宏 伊藤 久男
出版者
公益社団法人 東京地学協会
雑誌
地学雑誌 (ISSN:0022135X)
巻号頁・発行日
vol.122, no.2, pp.343-362, 2013-04-25 (Released:2013-05-31)
参考文献数
47
被引用文献数
6 6

Current geothermal power generation from engineered geothermal system (EGS) technologies has two bottle-necks in practical use: one is that the recoverability of injected water is about 50% or less than that in fracture-dominant regions such as Japan, which inevitably requires replenishing large volumes of injected water throughout the power generation operation, and the other is that the injected water raises pore fluid pressures in crustal rocks, causing induced-earthquakes. This paper proposes a new power generation method, which has the potential to resolve these two bottle-necks using EGS technologies in ductile zones. With this method, an artificial brittle fracture reservoir system is completely surrounded by ductile zones at a temperature exceeding 500°C, the presence of which has already been confirmed at the Kakkonda geothermal field, northeastern Japan. The profitability of this method is highly dependent on the depth of drilling, but this concept could dramatically expand exploitable thermal conduction geothermal resources beyond the brittle zones.

言及状況

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この技術が世界を破滅から救う可能性があります。
すばらしいですね。東北の地下マグマで発電できるようになれば、地域の発展と国家のエネルギー政策になりますね。ちなみにアップルは太陽光発電を本格化させました。これからよりエネルギーの確保と環境への配慮が戦略になっていくかも知れないですね。
弘前大学の村岡洋文教授(北日本新エネルギー研究所長)の延性帯涵養地熱発電の研究のご紹介です。  以下にこの研究の要点を記述します。 ●日本の特に東北地方では延性帯と呼ばれる数百℃で割れ目の無い地層が深度3~4kmに多く存在する。  延性帯と呼ばれる地層は、流体であるマグマのすぐ上にある層で、固体でありながら柔らかく流動している層のことで、この層は地震や活火山がほとんどない地域では地下10キロ以上 ...
弘前大学の村岡洋文教授(北日本新エネルギー研究所長)の延性帯涵養地熱発電の研究のご紹介です。  以下にこの研究の要点を記述します。 ●日本の特に東北地方では延性帯と呼ばれる数百℃で割れ目の無い地層が深度3~4kmに多く存在する。  延性帯と呼ばれる地層は、流体であるマグマのすぐ上にある層で、固体でありながら柔らかく流動している層のことで、この層は地震や活火山がほとんどない地域では地下10キロ以上 ...
弘前大学の村岡洋文教授(北日本新エネルギー研究所長)の延性帯涵養地熱発電の研究のご紹介です。  以下にこの研究の要点を記述します。 ●日本の特に東北地方では延性帯と呼ばれる数百℃で割れ目の無い地層が深度3~4kmに多く存在する。  延性帯と呼ばれる地層は、流体であるマグマのすぐ上にある層で、固体でありながら柔らかく流動している層のことで、この層は地震や活火山がほとんどない地域では地下10キロ以上 ...
弘前大学の村岡洋文教授(北日本新エネルギー研究所長)の延性帯涵養地熱発電の研究のご紹介です。  以下にこの研究の要点を記述します。 ●日本の特に東北地方では延性帯と呼ばれる数百℃で割れ目の無い地層が深度3~4kmに多く存在する。  延性帯と呼ばれる地層は、流体であるマグマのすぐ上にある層で、固体でありながら柔らかく流動している層のことで、この層は地震や活火山がほとんどない地域では地下10キロ以上 ...
文中に出てくる従来の温水を使う地熱発電とか、もっと深い所まで掘って水を地上から供給する高温岩体発電をググって調べんとよくわからなかった。 その上で「延性帯」ってのがよくわからなくて、ググっても出てくるのはこの記事ばかり・・・勝手に硬くて熱いハイチュウみたいなもんなのかな、と想像してる。 記事中の村岡先生達が雑誌に寄稿した論文?難しくてわけわからんかったけど。 『延性帯地熱系の把握と涵養地熱系発電 ...
#カガク。#エネルギー。JBpress「世界初の地熱発電が日本の原発を不要にする シェールガス革命がもたらした日本の最新技術」 http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/38323 “延性帯涵養地熱発電”。論文例 [PDF] 延性帯地熱系の把握と涵養地熱系発電利用への展望 - J-Stage https://www.jstage.jst.go.jp/article/ ...
延性帯涵養地熱発電について地学雑誌への投稿があります。 再生可能エネルギー世界フェアで浅沼先生と名刺交換してきたばかりで、奥様が弘前出身という事でご縁を感じております。 延性帯地熱系の把握と涵養地熱系発電利用への展望 村 岡 洋 文、浅 沼 宏、伊 藤 久 男 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jgeography/122/2/122_122.343/_p ...

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俺のドリルは天を割るドリルだぁ。 延性帯涵養地熱系発電

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@NaotoKan 「延性帯地熱系の把握と涵養地熱系発電利用への展望」 ⇒ https://t.co/du7ZEtGssS これは弘前大の村岡さんが2013年に出された論文です。 菅さんが自らこの論文を吟味されるよう、お願いします。 (注入水の回収率、誘発地震も扱ってます)
地震が世界平均の130倍の頻度で起こる日本は、原発ではなく自然エネルギーで行くべきです。⇒ https://t.co/1WbTbIYBwi 日本は約3km地下に延性帯という層があり、大量の熱を取り出すことが期待できます。⇒ https://t.co/o188Fm7tCN
脱原発の切り札として,「延性帯涵養地熱発電(JBBP) http://t.co/Kw2Tt1maDe 」はベース・ロードになりうるでしょうか。 その可能性を確かめるべく,このたび日本地熱学会に入ってしまいました。 http://t.co/YHadjWUMQh
ふむ。村岡教授の『延性帯地熱系の把握と涵養地熱系発電利用への展望』https://t.co/18mmTsYzf5.. http://t.co/xmg93g1ZDc
ああ、これのことか? https://t.co/gyuUhp9BAh 2050年にはねぇ?後、致命的な.. http://t.co/RiHcfFnK5t
地熱発電。 次世代地熱発電と目される延性帯涵養地熱系発電( http://t.co/ZuWsnvBC6S ) が「ガセネタ」かどうか気になるので,11/7-9の日本地熱学会・幕張大会( http://t.co/FQ2Ti4irKb )に参加してみようかと思っています。
(メ・ん・)之ってどうなのだろう?(延性帯地熱系の把握と涵養地熱系発電利用への展望https://t.co/Z1NycLy33P)@WATERMAN1996 再生可能エネルギーだけで何とかする方法を考えなければ。例えば地熱発電で、地中から蒸気を取る…@Crimson_Apple
“延性帯地熱系の把握と涵養地熱系発電利用への展望” http://t.co/i1AwY7vWeN
@baatarism 私もこの記事注目しています。ただ、この記事に書かれていないことの問題点が…https://t.co/bRFB6bE7td 副作用が地震なんです。
再エネ。 新方式地熱発電は、世界のエネルギー問題の根本的解決に貢献する可能性があると思います。 日本は、この方式だけで、現在の全発電容量の2倍以上をまかなえます。 ⇒ http://t.co/IYBE8U10CD (論文)⇒ http://t.co/ZuWsnvBC6S
先週あたりに、JBPressの記事(http://t.co/5kjCN61eoW)で話題になっていた『延性帯涵養地熱発電』についての学術論文 『延性帯地熱系の把握と涵養地熱系発電利用への展望(PDF注意)』 https://t.co/Gyi46FGk7m
再エネ。日本は海洋エネルギーばかりでなく、地熱エネルギーでも、全く新しいシェールガス級の可能性が出てきました。 概略⇒ http://t.co/bztsyNNJHe 涵養地熱系発電利用への展望(地学雑誌 2013) 詳細⇒ http://t.co/ZuWsnvBC6S
延性帯地熱系の把握と涵養地熱系発電利用への展望 https://t.co/B17FlSZaUt ふむふむ
涵養地熱系発電利用の良い所はこちら。 http://t.co/U4Z5CngZPB で、問題点は2つ。 https://t.co/xup0ZV7HDk ・地下に送った水全てが返ってこないことがままあるので、水量的には持続可能でないことがままある。・地震を引き起こす。
@stringer_3106 発電設備については、既に輸出しています。 http://t.co/mJICn86jrK 掘削技術については、研究段階であり、まだ輸出できません。 https://t.co/xup0ZV7HDk 夢のある技術なので、着実に進歩して行って欲しいですね。
「延性帯涵養地熱発電」についての論文。https://t.co/9qTvKiJvQa 「急拡大する世界の地熱開発動向のなかで,15 年にわたる異例の停滞を続けてきた唯一の地熱資源大国がわが国」とある。いかに原発がエネルギー行政の重石となり、足を引っ張ってきたか。
次世代型高温岩体発電。可能性はあると思うので実験の予算つけてほしいな。>世界初の地熱発電が日本の原発を不要にする http://t.co/o5QTA7u6Km / 延性帯地熱系の把握と涵養地熱系発電利用への展望 https://t.co/5whqm1rLxu
#カガク。#エネルギー。JBpress「世界初の地熱発電が日本の原発を不要にする」http://t.co/RWuFXLuSll “延性帯涵養地熱発電”。論文例 [PDF] 延性帯地熱系の把握と涵養地熱系発電利用への展望 http://t.co/DOBbiOkbWS #npuh
(メ・ん・)地熱発電用としてはどうなのだろう?…5km掘って200℃位な様子だし(359頁https://t.co/Z1NycLy33P)・・・@luckyantvalley 大隅半島あたりはいかがでしょうか? 指宿の砂風呂もあるわけですから。
(メ・ん・)359頁(https://t.co/Z1NycLy33P)…案外、海底面下の方が、良い熱源が有るのかも…有明海や、広島の南側の海や、伊豆半島の東側の海や、隠岐の南東側の海がそんな感じがする…海洋で地熱発電って可能なのだろうか?…
(メ・ん・)359頁(https://t.co/Z1NycLy33P)…年中噴火してる、九州南部って、静かな感じの東北と比べて、何故か地熱が使いにくい様子…(?_?)鹿児島湾の中が熱源の中心だから?…
(メ・ん・)359頁(https://t.co/Z1NycLy33P)…北海道・東北・北陸が地熱が利用し易い場所ね…関東周辺だと伊豆半島に良い場所が有るのね(千葉の南端も?)…関東平野だと1万m位掘らないとダメなのね…
延性帯涵養地熱発電について地学雑誌への投稿があります。 再生可能エネルギー世界フェアで浅沼先生と名刺交換してきたばかりで、奥様が弘前出身という事でご縁を感じております。 延性帯地熱系の把握と涵養地熱系発電利用への展望 村 岡... http://t.co/S8yA8xXZdI
地学雑誌「延性帯地熱系の把握と涵養地熱系発電利用への展望」:「火山のない普通の陸域でも深度10km程度まで開発すれば発電が可能…わずか3 〜4 kmの掘削で延性帯涵養地熱系発電が可能な火山帯は、東日本やフィリピンなどに限定される」https://t.co/r1Hkzx9Hqo
続)1997 年に政府が地熱を新エネルギー 特措法上の新エネルギーから除外し,さまざまな保護政策を一挙に停止したことにある。これは世界の動向に逆行しており,そのような政策の背景に,原子力発電への安易な傾斜があったことはいうまでもない。https://t.co/0p5xJuzEHj

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編集者: 薔薇肉
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編集者: Haruhikosann
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