7 0 0 0 OA Candida auris

著者
廣瀬 由紀 田渕 経司
出版者
日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー感染症学会
雑誌
日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー感染症学会誌 (ISSN:24357952)
巻号頁・発行日
vol.2, no.1, pp.1-5, 2022 (Released:2022-03-31)
参考文献数
25

Candida aurisは2009年に我が国において患者の外耳道から分離・報告された新しいカンジダの一種である。多くの菌株で高い環境生残性・抗真菌薬耐性傾向を示し,商業ベースの検査方法では診断できないという特徴がある。そのため,真菌では初めてとなる汎世界的流行を引き起こし,世界40か国,6つの地域で検出報告がある。すでに500近い論文が発表され,そのうちいくつかではout breakも報告されている1)。急速な世界的拡大,多剤耐性による高い死亡率を持つことから,2016年Centers for Disease control and Prevention(CDC)はC. aurisを「薬剤耐性脅威レポート」においてurgent threats(もっとも優先度の高い脅威)に位置付け,警告をしている。ここ10年で世界的脅威となりつつある,C. aurisについて概説する。

言及状況

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@a88a5186 素人考えですが、いよいよ免疫不全が表面化して来たのではないでしょうか? ほぼ無害の細菌とかウイルスに対する免疫反応が発熱となって出て来ている。 多分、今後はカンジダ症等が蔓延するのでは? カンジダオーリス https://t.co/aoJ3KDA8N2 が危ないと思います。
Candida auris 2009年に報告された新しいカンジダの一種。 多くの菌株で高い環境生残性・抗真菌薬耐性傾向を示し、商業ベースの検査方法では診断できないという特徴。 https://t.co/4QqEEO9b8Q
Candida auris https://t.co/x6XJA4rino

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